7月のα3・α4クラスでは、火を使った実験を行います🔥

みなさんは、「火の温度はどれも同じ」だと思っていませんか?
実は、燃えているものによって火の温度は大きく異なります。
例えば、ろうそくの炎は約600~1400℃、そして家庭で使うガスコンロの炎は1700~1900℃にも達します。
同じ「火」でも、こんなに違いがあるのです。

【炎には、色のひみつがある!】

火をよく観察すると、赤やオレンジだけでなく、青や緑などさまざまな色があることに気づきます。
実はこの色の違いは、燃えている物質に含まれる元素によって決まります。

ある種類の元素を火で熱すると、その元素はエネルギーを受け取って特別な状態になります。そして元の状態に戻るとき、そのエネルギーを光として放出します。
このときに現れる色は元素ごとに異なるため、炎の色を見ればどんな元素が含まれているのかを調べることができます。
この現象を「炎色反応」といいます。

【花火は、色の科学だった!】

炎色反応が活躍している身近な例が花火です。
赤い花火、緑の花火、黄色い花火——。
実はそれぞれ異なる元素が使われており、職人さんたちは炎色反応を利用して色鮮やかな花火を作っています。
夏の夜空を彩る花火は、芸術であると同時に科学でもあるのです。

【光は、元素からのメッセージ!】

炎色反応は、花火だけでなく科学の研究や分析にも利用されています。

例えば、工場や研究所では「この物質にはどんな元素が含まれているのだろう?」という調査を行うことがあります。
そんなとき、物質を加熱して出てくる光を調べることで、どのような元素が含まれているのかを知ることができます。
つまり炎色反応は、単に「きれいな色が見える現象」ではありません。
元素ごとに異なる色の光を出すという性質を利用して、物質の正体を調べるための大切な手がかりにもなっているのです。

今月の実験では、実際に炎色反応を観察しながら、元素ごとに異なる光の色を体験してもらいました。普段何気なく見ている炎の中にも、たくさんの科学が隠れています。
夏の花火を見る機会があれば、「どんな元素がこの色を出しているのかな?」と考えてみてくださいね!🎆🔬